旅行記を中心に、管理人KAMの人生に影響を与えた経験や本、映画等々を紹介していくブログです。
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朝5時に起きてアンコールワットのサンライズを見にいくが、雲が厚くて日の出を見ることはできなかった。 残念。無念。 マーケットで朝飯を食べてから、ベンメリアに移動した。 ベンメリアは、友人のHanaさんにお薦めだったが、シェムリアップからはなれた場所にあったのからあきらめていたけど、昨日かなり効率的に回れたので、遠出ができる時間ができた。 今日も童顔おじさんのテゥクテゥク貸しきりです。
風をきってすすむテゥクテゥクは気分が最高だ。 ウルルン滞在記で出てきそうな道を、2時間半かけてすすむ。 雨季に水が氾濫することへの対策なのか、このあたりの家はホトンドが高床式で2階にあたる部分のみに住んでいるようだった。 いたる所で裸の子供が遊んでいた。 地べたに寝そべって、スコールの泥水で戯れている。 日本の子供だったら一瞬で病気になりそうな水の中で、小さな頃から抗体を育んでいるようだ。 実際に日本人が抗体をもっていない病気がたくさんあるそうだ。 ベンメリアは、自然の中に埋もれた遺跡で、他の遺跡のように観光者のために無理やり生きながらえさせられた遺跡ではなく、今でも遺跡のままの遺跡だった。 いい方を変えると、他の遺跡が観光地化された化粧された遺跡だとすると、ベンメリアは何も施されていないすっぴんの遺跡だ。 観光ルートも確立していなく、崩れた壁を登ったりして、プチアドベンチャーを味わえる遺跡だ。 地元の子供たちがいろんなルートを教えてくれた。 とても生きいきとした素晴らしい遺跡だった。
バンテアイ・スレイに2時間移動する。 今度は舗装のない砂利道や、泥道をすすむ。 テゥクテゥクはだいぶ揺れたが、それでも乗り心地はわるくない。 風を切って進む感触が気持ちいいし、カンボジアの雄大な景色と空を眺めながら進む時間は、とても心地良かった。 道行くバイクには一家5人でのっていたり、小学生が運転していたりと道交法がないようだった。 2日間で2件の交通事故をに遭遇したが、事故をおこしても警察を呼ぶでもなく、喧嘩をして事故後始末をするだけだった。 バンテアイ・スレイは思ったよりも大きな遺跡だった。 入り口の部分の丈が低い独特な遺跡だった。 シェムリアップの街にかえり、オールドマーケットでブラブラと1時間ぐらい物色する。 オールドマーケットはお土産や、金物、生鮮食品が並んでいた。 食品は、肉といよりも死骸に近い肉塊が多く、ドリアンなどの果物もあり、強烈な匂いを放っていた。 市場で働いているほとんどが、女性や子供だ。 警察・役所・運転手は男ばかりだが、後は大抵女性か子供が働いている。
サンセットを見にブノン・バケンにいく。 景色は良かったが曇りだったので、予想通りサンセットは見ることはできなかった。 サンセットどころか、雨まで降ってきて、またスコールに降られてしまった。 傘もないからずぶ濡れになった。 カメラ壊れなくてよかったぁ。 また街に帰って、屋台で晩飯を食う。 屋台では観光者価格で1ドルで飯がたべれるが、現地の人はその4分の一(1000リエル)で食べている。 渡されるメニューは観光客価格で書かれているのだ。 カンボジアでは現地通貨のリエルだけでなく、タイのバーツ、米国ドルが使えた。 ATMは現地通貨での取引ができず、ドルしか取引できない有様だった。 みんな計算が苦手で支払いの時に、簡単な足し算・引き算ができないようだった。 いままでの内戦の歴史を考えれば仕方が無いことかもしれない。 バンコクへの戻りはバスにする事にした。 旅の目的が、その国を知ることであって、観光地を回ることではないので、バスでゆっくりかることは決して無駄な時間ではないと考えたからだ。 8時間~16時間かかるとらしい、8時間も差がある長曖昧な時間予測が、カンボジアらしい。 8時間も差がでる変動要素は何なんだろう。。。 ホテルで明日のバンコク行きのバスのチケットを購入した12ドルだ。 ちなみにカンボジアは治安は悪い。 今日いったベンメリアにはガイドブックには 『テゥクテゥクやバイクタクシーではいかずにきちんとしたツアー会社でガイド付きでいくこと』 と書かれていた。 ただ、人々は非常に親切で愛想がいいので一見安全そうだが、治安がわるい。 強盗・強姦事件が後をたたないそうだ。 エジプトの逆だなぁと思った。 ガラが悪いが治安のいいえエジプトと、人はいいが治安の悪いカンボジア。