ハイランド・ハイウェイへ
今日は、ユニバーサル・スタジオに行く日。
朝ちょっと早めにドミトリーを出て、ハイランド・ハイウェイ駅でチャーリーと待ち合わせをしているのでバスで駅まで向かう。
メトロバスでハイランド・ハイウェイ駅の近くのバス停までいって、そこから徒歩で駅までむかう計画だ。
メトロバスに乗るときに『ハイランド・ハイウェイの近くになったら教えてね』って言って乗り込むと、バスの運転手の大きな
おばちゃんが早口で怒り始めた。
一瞬なんでおこってるのかわからなかったが、運賃を間違えたようだった。
何回か乗ったビッグブルーバスの運賃とを払ったが、メトロバスの方が少し高かったのだ。
バスの運転手のおばちゃんは、ものすごいお尻の大きな黒人女性で、ソウルシンガーのような体格をしていた。
怒ると、日本のおっさんよりも数段迫力がある。
怖そうなおばちゃんはだったが親切な人で『そろそろよ』とか、色々と声を掛けてくれた。
バス降りるときも、わざわざハイランド・ハイウェイ駅までの道順まで教えてくれた。
最寄のバス停から、教えられたとおりにハイランド・ハイウェイ駅のまで歩いていく。
歩いていると同じバスを降りた、サングラスをかけた怪しいおじさんが後ろから一定の距離でついてくる。
サングラスおじさんは、駅の近くまでいったところで、一気に距離を詰めてきて、不意に真後ろから肩を叩いてきた。
身構えるオレ。。。凍てつく空気。。。
「駅はあそこだよ。」
と駅を指差すサングラスおじさん。
「サ、サンキュー」
ありがとう、サングラスおじさん。
警戒して、ちょっと睨みつけてしまってごめんなさい。
親切な人だったんだ。
結局30分ほど、早く着いてプラプラしていると、黒人女性のホームレスがよって来て、
「おなかが空いた。何日も食べてないのぉ」といってきた。
身長は、175cmぐらいでガリガリで、本当に何も食べてなさそうだった。
施しをするのが、正しい行いなのか、どうかわからなかった。
人に物乞いをされるのは、初めての体験だった。
場所が場所なだっただけに、ハリウッドで日本人がカモにされてる気がしてなら
なかったから、お金は渡さないことにした。
彼女の物乞いしている時の眼が印象的だった。
彼女の眼には、光がなく悲壮感があった。
ちょっと、こっちも悲しくなるような眼をしていた。
しばらく待つと、チャーリーとその友達のルルが来た。
地下鉄に乗る。
ルルとは初めてあったけど。
この子もいい子そうな子だった。
アメリカの地下鉄は、初めて乗ったが、改札も無く切符を買わずに乗れる代物だった。
もちろん代金は払う必要があるけども、チェックする仕組みがないのだ。
意外と性善説の国なんだ。。
ユニバーサル・スタジオ
駅からは、ユニバーサル・スタジオまでは専用のバスが出ていた。
中に入って、乗り物に乗ってみて、外人のテンションの高さに驚いた。
アトラクションに乗るたびにワーキャー騒ぎまくり。。
元気だなぁ。
日本人ってアミューズメントパークいっても受動的に楽しまされているけども、
アメリカは、自分達から『楽しんでやるー』という積極性を感じた。
ユニバーサル・スタジオは、大阪のUSJにも行ったことがあったが、日本のUSJとはまったくの別モノだった。
敷地の広さも、アトラクションの多さも、全くスケールが違った。
満喫したころに、チャーリーとルルの台湾の友達が車で迎えに来てくれて帰る。
駅まで送ってもらって別れる。
SUSHI
帰りに腹がへったのでスシを食べてから帰った。
予想はしていたが、スシが日本の寿司とは全く違っていた。
板前さんに「握りありますか?」って日本語で聞いたら、板さんからは、「アイムナットジャパニーズ」と返答。
何人だ?中国人か、韓国人か?
外人からしたらアジア人は皆同じに見えるから、アジア系を厨房に立たせておけば、なんかそれっぽく見えるんだろうな。
隣では、「I love sushi!」といって、寿司とは言えないご飯に刺身を挟んだ物体を食べてるおじさんがいる。
なによりも驚いたのは、寿司のメニューが、今までに見たことのない巻き寿司ばかりだったこと、
そして、醤油の味が薄い事、山葵が辛くないことだ。
とりあえず頼んで出てきたのは、ご飯に刺身を挟んだ物体だった。
オレでも作れるよ。コレ。
でも、久々にアサヒビールを飲めたのでいちおう満足。
店員の人は、昔日本で英会話の先生していたとかで、日本語を話せたので、10日ぶりの日本語での会話も堪能できた。
かえってシャワーを浴びてると、メーノーが帰ってきた。
パーティー
今日は疲れたから、早く寝よ。 っと思った矢先に、トルコ人の友達が、少しずつ集まりだした。
メーノーは、『今日はパティーだ!』と言い出し、10~15人ぐらいのトルコ人がパーティーを始めた。
殆どが女の子だった。
酒を買い、タバコを吸い出す。
トルコ人よ国の宗教の戒律はどうしたんだぁ。。
どこから持ってきたか音楽もガンガンかけ始めた。
ビールを飲みながら、ベリーダンスを踊りだす。
ベリーダンスは、とてもセクシーだった。
自由を満喫する若いイスラム教徒達。
途中で、寮の警備隊がまわってきて、未成年の飲酒がばれてしまった。
代表者は、連絡先を書けといわれ、みんな親の金で留学に来ているので、親にバレると困るらしく、青ざめていた。
とり合えず親に連絡されようが、誰に連絡されようが、全く困らない自分の連絡先を書いて、一件落着。
若い衆は、全く反省していなく、次の遊び場所を探し始めた。
結局、学生だけのクラブのような家に踊りに行くことになり。
朝までメーノー達と踊り明かした。
六本木のクラブよりも、アグレッシブだった。
とにかく疲れた。。。